こんにちは。
管理栄養士&薬膳アドバイザーのミントです。
再度薬膳を学び直す上で、各講座を調べまくっておりますので、情報共有のためにもまとめていきたいと思っています。
今回は通信講座の中でも「薬膳マイスター養成講座」について深堀りしてみました。
- 薬膳マイスターって何?
- 費用はどのくらいかかるのかな
- 資格を取ったらどう活かせるんだろう
- 上位資格は取れるの?
そんなお悩みをお持ちの方へ
私なりにまとめておりますので、ぜひ参考になさってください。
薬膳マイスター養成講座を深堀りしてみた
薬膳の通信講座はいろいろあるので、どれにするのかまだ決まってない方は、各講座を比較したこちらの記事もぜひご覧ください↓↓↓

この記事では、上位資格を取りたければコーディネーターを、近場で受験をしたければ漢方養生指導士をおすすめしたのですが、もちろんマイスター講座も内容がすごく充実しているのでおすすめなんですよ。
どのようにおすすめなのかはこれから順を追って説明したいと思います。
薬膳マイスターとは
薬膳マイスターは「がくぶん」の通信講座の一つです。
正式名称は和漢薬膳師です。
他の講座と大きく違うのは、日本人の味覚や体質に合うようにアレンジされた日本型薬膳である「和漢膳」を学ぶという点です。
まとめるとこんな感じです↓
監修 | 和漢薬膳食医学会(日本の薬膳指導のパイオニア・板倉啓子先生) |
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受講期間 | 4か月 |
費用 | 38,700円 資格取得後の修了証・認定証の発行には別途費用が必要 |
講座の特長 |
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学習スタイル |
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資格取得条件 |
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合格条件 |
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サポート体制 |
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上位資格 |
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では詳しく見て行きましょう。
薬膳マイスター養成講座はこんな方向け
- 体調不良が気になっている方
- 美容・ダイエットがうまくいかない方
- 家族や自分自身の健康管理・病気の予防をしたい方
- でもできればお薬には頼りたくないとお考えの方
薬膳を勉強したいという方のほとんどが、自分や家族の体調不良でお悩みなのかなと思います。(私も更年期でお悩み中です)
西洋医学を勉強してきた管理栄養士の私ですが、この何とも言えない何となくの不調のために、ただいま薬膳を勉強しています。
- 日本人の体質や食べ物に合った薬膳を取り入れたい方
- 難しい内容ではなく、わかりやすいテキストで勉強したい方
- 和漢膳の知識を身につけ、幅広く活躍したい方
- 医療や飲食関連のお仕事に知識を活かしたいと考えている方
薬膳は中国から来たものですから、ほとんどが東洋医学(中医学)に基づいた内容になっています。
でもこの和漢膳は、東洋医学の考えに基づきながらも日本人向けにアレンジされた薬膳なので、取っつきやすいのではないでしょうか?
またこちらの養成講座のテキストは、非常にやさしい言い回しの文章で書かれており、イラスト・図解も豊富なので、初心者にもわかりやすいと思います。
薬膳マイスターの資格は民間資格なので、資格を取ったからといって人に指導したり処方したりすることはできませんが、現在の職業のプラスαとして知識を活かすことは大いに可能です。
献立やメニューの一部に和漢膳の考えを取り入れるなど、資格の使い方はあると思います。
薬膳マイスター養成講座にかかる費用
一括払い 38,700円(税込)
- 12回払い 初回のみ3,854円 月々3,400円×11回=41,254円(税込)
- 15回払い 初回のみ4,092円 月々2,700円×14回=41,892円(税込)
ただし、資格取得後の修了証・認定証の発行には別途費用が必要です

これが意外とするんです(笑)
修了証 | 3,300円 |
認定証 | 8,800円 |
額縁代 | 3,960円 |
認定カード | 3,300円 |
おまけに全ての申請に各種手数料440円がかかります。
もし全部申請した場合は、3,300円+8,800円+3,960円+3,300円+1,760円(手数料4つ分)で21,120円かかるということになります。
修了証+認定証+認定カードの組み合わせが人気だそうですよ。
一枚一枚 賞状書士が手書きで名前を記入してくださるので、届くまでには少々時間がかかります。
上位資格を目指す場合、認定証が必要になるので必ず申請してくださいね!
民間資格ではありますが、履歴書にも記載できるので、就職やキャリアアップにも活用できると思います。
ここで少しでも受講料がお安くなるという情報があります。
一括払いの場合 38,700円 → 34,830円 になります。
これはお得!
ただし、がくぶんの特典である「就業サポート」や「がくぶんeマナ」が使用できないのでご注意くださいね。
薬膳マイスター養成講座から届く教材

- メインテキスト4冊
- 薬膳レシピ集
- 副教材:基礎と料理のDVD、ガイドブック、指導課題集


薬膳マイスター養成講座の内容
たった4か月で和漢膳の基礎から応用までをしっかり学べるカリキュラムになっています。
テキストの中身
①薬膳(和漢膳)とは
薬膳とはどういうものかを知り、実践するための基礎を学ぶ。薬膳の魅力や歴史、西洋医学との違い、未病の考え方、基礎理論など。
②食材と生薬について
食材と生薬の知識や処方の理論を学ぶ。食材・生薬の効能や適応性、食性・帰経表などが掲載されている。
③体質の見方と季節の薬膳
東洋医学の考え方で体の状態を見極める。季節に合わせた薬膳メニューや生薬の使い方、食材別の食べ方・使い方など。
④目的別薬膳
美容とアンチエイジングの和漢膳、症状別おすすめ和漢膳メニューの紹介
また、講座をより楽しく、より理解しやすいものにするために、監修の板倉先生が自ら出演されているDVDが2枚付いています。 (基礎編と料理編)
そしてそのDVDで紹介されている薬膳料理のレシピや作り方を詳しく記載したレシピ集も副教材としてついてくるので、実践しやすく、毎日の献立作りにも役立ちますよ。

「薬膳マイスター養成講座」は、テキストやDVDの内容をオンラインで学習できる「がくぶんeマナ」に対応しているので、スマホやタブレット・パソコンを使って、いつでもどこでもスムーズに勉強ができるんです!
薬膳マイスター養成講座のサポート体制
- 学習中にわからないことがあれば、郵送・FAX・メールで随時質問できる
- 最長10か月まですべてのサポートが受けられる
- それでも終わらない場合でも有料で6か月まで延長できる
- がくぶん受講生限定となるが、「就業サポート」が受けられる
課題を提出すると緻密にチェックしてくださいますし、受講中わからないことはメールや郵送で質問すれば、専任の講師が丁寧に回答してくださいます。
また、予定通り4か月で課題が終了できなかった場合も、手続き無しで6ヵ月の受講期間延長が保証されています。
さらに、それでも終われなかった!という場合も安心してください。
有料にはなりますが、さらに6か月の延長サポートが受けられますよ。
そして、こちらはがくぶんの受講生限定となりますが、
教室の集客方法や、教室を開催するためのポイントなど、会員限定のページでお役立ち情報が無料で公開されています!
さらに、薬膳料理のお仕事や教室を開いたときにも、SNSで集客のお手伝いをしていただけるそうです!
薬膳マイスターの資格を取る方法
- 添削課題3回提出 + 最終課題(修了認定試験)に合格
- 修了証・認定証を申請して初めて資格を取得
最終試験で70点以上を取れば合格となります。
自宅試験なので、それほど難しくはないかと思います。
ただし、上にも記載しましたが合格しても証がありません。
せっかく学んだのですから、有料の「修了証」「認定証」を発行して「薬膳マイスター」取得を証明することをおすすめします。
薬膳マイスターの上位資格とは
薬膳マイスター養成講座の認定証取得者は、規定の講習と試験を受けることで、上位資格である「和漢薬膳食医2級」、および「和漢薬膳上級」を取得可能
中国の周礼(しゅれい)という書物に、食事で体を整える「食医」と疾病を治療する「疾医」に分け、全体を統括したのが「医師」との記載があります。
「食医」は、何が足りないかを見極めて、補う食治をしていました。和漢薬膳食医は、証別に選食して、和漢膳で健康に導きます。
健康・長寿に社会貢献していくこと、それが、和漢薬膳食医の使命と考えます。出典:和漢薬膳食医学会HPより
日本型薬膳の「和漢膳」を身につけた人の資格ですから、他の資格と違い国際的なものではありません。
和漢薬膳食医学会が認定する資格です。
和漢薬膳食医2級
基礎技術を学ぶことで和漢膳を自分で作れるようになり、家庭生活に応用できるようになる。
- 薬膳マスター取得後、2か月間(4回)のスクーリングに参加
- 筆記試験及び口答試験に合格
- スクーリングも試験も今のところ東京会場しかない
和漢薬膳食医特級
学会公認講師としてマスコミや講習会に派遣されるほか、和漢膳で健康長寿社会の実現に貢献する活動が自信を持ってできるようになる。
- 2級取得後、特別講習を10回(実習を含む)を受講
- 筆記試験及び料理実技に合格
- 上級師範の資格ということで、和漢薬膳食医学会の資料を使用して講師活動ができる
- スクーリングも試験も今のところ東京会場しかない
ただ、どんどんオンライン化が進んでいますし、師範が増えてくれば地方での受講や受験も可能になるかもしれませんね。(希望です!)
薬膳マイスター養成講座のまとめ
薬膳マイスター養成講座をまとめるとこんな感じです↓↓↓
- 頑張れば、たった4か月で日本型薬膳の基礎が身につく
- 4冊のメインテキストは初心者にもわかりやすい
- お料理レシピも豊富
- がくぶんの受講生は、e-ラーニング「がくぶんeマナ」でテキスト・DVDを見たり、課題が提出できる
- 困った時は随時専任講師のサポートが受けられる
- 上位資格への道がある
- がくぶん受講生限定で就業サポートが受けられる
- 15回払いなら月々2,700円というリーズナブルな価格で学習できる
- 最大10か月まで無料で延長受講でき、さらに6か月有料延長できる
薬膳は体質や食生活(味覚)に合わせて作るものなので、最初から日本人に合うようにアレンジされている「和漢膳」が学べるこちらの講座はある意味一番役立つ講座ではないでしょうか?
上位資格を目指す人にも、自分や家族のために薬膳の基礎を学びたい人にも、おすすめの講座といえます。
薬膳の知識は、身につければ一生使えるもの。
勉強して損はないですよね。
一緒に薬膳のお勉強を始めませんか?
どの講座にするか迷っている方に、この記事が少しでも参考になれば幸いです。